不足か過剰かそれもと

第4講 S-2

 簡潔に行こう。今週も売買をしなかった。やはり、平行線というべきか。売買や取引において戻ることはできないが、進むことについては選択ができる。そして、進まないことを選択している現状がある。

○記録(10月10日-14日、10日はスポーツの日のため休場)

保有株式時価総額 982,500円

損益 ▼18,400円

○評価

 依然として保有株式の損益もマイナスだが、それ以上に損益確定のマイナスが重く圧し掛かっている。何か手段はないだろうか。

 現在、保有している銘柄は3つある。内1つは、売るつもりが全くない銘柄だ。しかし、ここ数日で株価が上昇し売りたい気持ちが少し出てしまった。とはいえ、これまでいくつものルールを作りそのほとんどを破ってきたのだ。ここで売ってしまえば、最後の砦とも言える「この銘柄は売らない」というルールを破ることになる。さすがにこれは、今後を危惧する前に現状が破綻すると感じ、耐えることができた。

 2つ目の銘柄は、多少のプラスを保っている、正直なところ昨日の全面高でプラスになった銘柄である。一時、数千円のプラスになったのだが、なぜか売らなかった。これは言い訳であるが、きっともう1つの銘柄に気を取られていたのだろう。

 そして、その最後の1銘柄が問題だ。10月に入るタイミングで分割し、100株で買ったものが200株に増えた。予想に反して、株価は上昇しなかった。やはり、昨日の市場の影響で上昇はしたものの、買ったときの株価までは程遠い。また、この銘柄を買う時に候補にあったもう一つの銘柄が、続騰をし、予想以上の伸びを見せている。なぜだ、なぜなんだ。以前にも同様のことがあった。つまり、どちらの銘柄を買うか迷い、買わなかった方の株価が上昇する。悔しいともいえない悔しさが残ってしまうのだ。ならば、その銘柄を見なければよいだろう、と思うかもしれないが、気になってしまうのもまた性といえる。

 今回は、あまり書くネタがなかったため、保有している銘柄について少しばかり詳しく記した。まだ文字数は残っているが、最初にも書いたように「簡潔に行く」ことを目標に、今回はここまでにする。

少し毛色を変えた季節

第4講 S-1

 平行は交わらない。交わらない直線は並行である。平行は時として平衡と換言される。平衡はバランスがとれている。バランスがとれている状態を平衡という。

 今週は売買をすることなく終えた。これは平行であり平衡であると感じる。なぜ、このように感じるのかは分からないが、「へいこう」は進んでいるようで進んでいないような気がする。

○記録(10月3日-7日)

保有株式時価総額 946,400円

損益 ▼54,500円

○評価

 先週に述べた通り、損益確定がマイナス188,000円あるため、数万円程度の損失などは何とも思わなくなってしまった。これをどう捉えるべきなのか、考えものである。今の状況に言えることは、耐えろ、ということだ。もはやどうにでもなれ的な気持ちもあるが、やはり、やっているからにはそれなりに成果を出す必要がある。できる限り考えを廻らせて、行動は素早く大胆に行う。このメリハリをもって取り組みたい。

 

ナンバリング

 昨年から、講のあとにナンバリングをしてきた。今回でいえば、「S-1」がそれにあたる。しかし、これが何を示しているのかについては、一切表にすることなく過ごしてきた。今回はこれについて書こう。

 散々表にしなかったわりには、大した内容ではない。一言で済ますと、「トランプ」である。言わずもがな、トランプにはスートと呼ばれる絵柄のマークがジョーカーを除くカードにはある。スペード、クラブ、ダイヤ、ハートの4つだ。そしてこの4つの頭文字は、それぞれ順に、S、C、D、Hである。加えてこの4つには季節があるらしい。それぞれ順に、冬、春、夏、秋である。まとめると、スペード・S・冬、クラブ・C・春、ダイヤ・D・夏、ハート・H・秋、となる。

 もう分かると思うが、10月を冬の初めとして、それぞれ3か月ずつをトランプのスートによって表していたのだ。ちなみに、上記の説明で冬が先に来たのは、記事において冬が最初だったからである。確認すればより詳しく分かると思うが、それぞれのスートはハイフン以降の数字が13までで次のスートに変わっている。当然だ。トランプは1つのスートは13枚で構成されているのだから。

 長々と書いてしまったが、これが一年間伏せてきたナンバリングの内容である。もはや自虐にするのも憚られるが、この記事を読む人はいないに等しい。しかし、何としてでも書き続けることを自分自身に約束する。

耐え時と待つ時と現状

第4講 H-13

 上手くいかない日々である。そんな日々でも止まることはない。感傷的であり、無感情的でもある。ふと訪れる感覚に、揺さぶられ、静止さえも求められる。日々は止まらないというのに。ならば時間だけ進めてしまえばよいのでは。自分はその変化の中で不変として存在する。まるで背景のように、後退するだけの色として。

 さて、よく分からない文章が生成され、多少の暗い趣きを与えてしまったが、この記事のメインは株式投資の記録と、その反省および改善である。本題に入ろう。

○記録(9月26日-30日)

22日 情報・通信 830円 100株 売 (83,000円)▼23,000円

26日 電気機器 1,400円 100株 売 (140,000円)▼160,000円

28日 海運業 3,130円 100株 売 (313,000円)▼34,000円

28日 情報・通信 7,100円 100株 買 (710,000円)

○評価

 見る人が見ればわかる。26日の電気機器がどの銘柄であるのか。買ったときの株価は3,000円、売ったときは1,400円、分かり切った計算であるが50%以上の損失だ。当然、過去に経験のない数値であり割合である。何というか、もはや感情を失う、もうどうにでもなれというような思考に一時は陥ってしまった。しかし、やけくそでやってもどうしようもない。考えることを放棄するのも一つの手段であるが、ここは一つ大きな賭けに出ようと思った。それが、28日の情報・通信の買いなのだが、まあ上手くいくかは分からないことだろう。今のところ厳しいといえる。取り敢えず、じっくり見ることにしよう。

現状

 これを見ている人がいないため、何を書いても何にも参考にならないだろうが、もしかするといつか誰かが見るかもしれない。むしろ、こんな状況ならば、何を書いても問題ないといえる。そのため、現状をまとめておく。

 損益確定は、マイナス188,000円であり、保有株式の損益は、マイナス117,000円である。合計、マイナス305,000円。投資金額が120万円のため、割合にすると25.42%の損失だ。このように、数値を明確にすると何かを突き付けられている感覚に陥る。

 なるほど4分の1を失っているのか。これが現状か、否、現実か。確かに痛い、痛手だ。しかし、感情が刺さらない時もあるだろう。今がまさに、その時なのかもしれない。

早くも一年が経過した

一周年

 これを見る者がほとんどいないのは、常々理解している。だが、こうして一年間、記事の投稿を続けられたことは、ありがたいことである。大雑把に、ここまでの経歴のようなものをまとめておく。

 まずは、『第1講』として「言葉」について考えてきた。その道中で、いくつかの「言葉」の概念や「存在」などの諸課題を考察した。次に、『第2講』を立て、「知」や「辞書」などに言及し、「言葉とは何か」のさらなる考察を行った。ここまでは、人文科学に分類されるであろう内容を扱っていた。しかし、今年の5月下旬からこれを大きく転換することになる。社会科学だ。

 そして、『第3講』は株式投資が書くことの中心になった。これは、現在も継続している。今日までの通算で、およそ4か月が経つ。成果は如何ほどであろう。分からない。ここまで、大まかに一年間の振り返りをした。面白みが感じられない内容であるが、まあよいであろう。

 

第4講 H-12

 書いている形式は変わらないため、講を改める必要はないと思うが、一周年という切りの良さがあり、気分的に講を新しくした。とりあえず、記録をする。

○記録(9月19日-23日、19日は敬老の日・23日は秋分の日のため休場)

20日 サービス業 1,806円 100株 売 (180,600円)△55,000円

20日 情報・通信 1,909円 100株 買 (190,900円)

20日 情報・通信 1,060円 100株 買 (106,000円)

20日 サービス業 710円 100株 売 (71,000円)▼5,500円

20日 サービス業 715円 100株 売 (71,500円)▼5,000円

22日 情報・通信 830円 100株 売 (83,000円)▼23,000円

○評価

 これだけ見ると多少の不得手はあるものの、何とかプラスを保っているように感じる。しかし、実際は大きなマイナスを抱えているのだ。つまり、保有株式の損益である。銘柄は挙げないが、3日連続のストップ安を喫し、今までにない痛手を味わうことになった。そんな今週は、かなりの焦りとそれなりの不安を感じた。

 しかし、閉場している昨日や、今こうしてこれを書いている時に冷静に考えると、これもよい経験なのではと思う。正直、大金かもしれないが、人生の総額からすれば微々たる金額である。その金額で、大いに学ぶことができた。

 

 2年目もよろしく願う。

無上な無常を無情にも

第3講 H-11

 精神状態がなんとも不安定である。理由は明確で、損失が続いていて、とにかく損失が続いているからだ。

○記録(9月12日-16日)

12日 化学 3,100円 100株 買 (310,000円)

12日 化学 3,135円 100株 売 (313,500円)△3,500円

12日 サービス業 1,590円 100株 買 (159,000円)

12日 サービス業 1,620円 100株 売 (162,000円)△3,000円

12日 サービス業 4,790円 100株 買 (479,000円)

12日 サービス業 4,825円 100株 売 (482,500円)△3,500円

13日 情報・通信 1,957円 100株 買 (195,700円)

13日 サービス業 1,835円 100株 買 (183,500円)

13日 サービス業 1,885円 100株 売 (188,500円)△5,000円

13日 サービス業 1,170円 100株 買 (117,000円)

13日 サービス業 1,910円 100株 買 (191,000円)

13日 情報・通信 2,007円 100株 売 (200,700円)△5,000円

13日 サービス業 1,950円 100株 売 (195,000円)△4,000円

13日 海運業 3,470円 100株 買 (347,000円)

13日 サービス業 1,140円 100株 売 (114,000円)▼3,000円

13日 サービス業 2,100円 100株 買 (210,000円)

14日 サービス業 2,500円 100株 売 (250,000円)△40,000円

14日 情報・通信 1,150円 100株 買 (115,000円)

14日 電気機器 1,335円 100株 売 (133,500円)▼30,000円

14日 情報・通信 1,180円 100株 売 (118,000円)△3,000円

14日 サービス業 2,450円 100株 買 (245,000円)

14日 サービス業 1,650円 100株 買 (165,000円)

14日 情報・通信 3,885円 100株 売 (388,500円)△10,500円

14日 電気機器 3,000円 100株 買 (300,000円)

14日 サービス業 1,590円 100株 売 (159,000円)▼6,000円

14日 サービス業 2,230円 100株 買 (223,000円)

15日 サービス業 2,070円 200株 売 (414,000円)▼54,000円

15日 情報・通信 2,360円 100株 買 (236,000円)

15日 情報・通信 2,160円 100株 売 (216,000円)▼20,000円

15日 サービス業 1,256円 100株 買 (125,600円)

15日 サービス業 765円 200株 買 (15,300円)

○評価

 字数制限を大幅に超えてしまった。言いたいことはたくさんあるが、一言にしておこう。それも、売買をしているときのことではなく、上記の内容を書いているときに感じたことである。「こんなにも細かな売買は無駄、或いは不要に感じる」、以上。

為すことは意志である

第3講 H-10

 できることは考えることであり、行動することである。ならばこの2つをもっと思い切りやるべきであろう。多少の言い訳もしたいところだが、とりあえずは記録だ。

○記録(9月5日-9日)

7日 小売業 2,670円 100株 売 (267,000円)▼20,000円

9日 鉱業 1,715円 100株 売 (171,500円)△12,000円

9日 電気・ガス業 700円 100株 売 (70,000円)▼43,000円

○評価

 まず、今週は多少大胆な行動をした。感情が不安定であったことも関係しているが、何となくこのまま損失の銘柄を保有していてもどうにもならないと感じたのである。また、損失の保有を続ければ、その分の資金を他にあてることができない。これは損失金額以上のマイナスであろう。

 売りしか行わなかった今週の損益を見るに、損失が大きい。結果として、マイナス51,000円だ。ちょうど一か月前の8月10日に発生した、一銘柄でのマイナス60,000円には及ばないものの、この金額は痛手である。とはいえ、今年の通算(ほとんど6月からの3カ月と10日程度)で見れば、プラス20,000円だ。ただそれでも、3か月以上やってこれだけの利益では何かを変える必要があると強く思う。そのため、9月26日から、あるいは10月初めからは、新しい指針で売買を行いたいと計画している。

 これの具体的な構想は作成段階である。どうなるかは分からないが、ここに今年の目標を明記しておく。20万円の利益だ。理由は一応あるが、記さないでおく。あまりこのように目標を設けるのは避けた方がよいという人もいるらしい。しかし、ここは自分のスタイルを形成することを主眼としたい。

感情の不安定

「感情が不安定」であった今週。その理由は大学の課題にある。いくつか前の記事に既述はしているが、大学生である身として大学のことはできる限り十全にこなしたいのである。つまりは、大学で課される課題についてもしっかりとこなしたいのだ。

 今、この記事を書いているこの瞬間も、頭の半分は課題のことを考えている。追い詰められたのは自己責任だ。むしろ、自分で追い詰めているまでもある。

 十全にとかしっかりとなどとそれらしいことを書いている。だがしかし、普通に課題をこなし普通に提出して、普通に売買を行いたいだけなのだ。つまり、これは意志の問題である。

動かなければ動かない

第3講 H-9

 日経平均株価が続落した今週、売買をすることはなかった。だが、当然のことながら売買をする機会は幾度もあった。そして、しなければならない時期もあったのだ。それでもしなかったのは、反省すべき点であり、改善すべき点である。

○記録(8月29日-9月2日)

保有株式時価総額 1,135,600円

損益 ▼65,400円

○評価

 久々にこのタイプの「○記録」である。このタイプというのは、売買の一覧ではなく、現在の保有株式の記録のことだ。

 反省は常に一つしかない。ルールを破ったこと。また、ルールは二つしかない。一つは、損切を決められた条件で行うこと。もう一つは、利益確定を決められた条件で行うこと。どちらも機械的な操作のように思われるが、人間の心理面が大いに関係している。かく言う自身が、心理的な作用によってルールを破ることが多いのだ。

 もう少し具体的に記そう。利益が1万円を越えたのに、その日のうちに売らなかった。損失が5%を越えたのに、翌営業日で売らなかった。利益の1万円と損失の5%は、8月1日に決め、2日から実施しているルールだ。これがないがしろになってしまうならば、ルールなど不要であろう。

 さて、反省ばかりしていてはこの先が良くならない。ルールを遵守するための強い意志。これをどのように形成するのか。もはや株式投資は、他の投資家との勝負ではなく、自己との勝負になりつつある。この考え方は、人それぞれであろうが、現状としては自己との勝負だと感じるのだ。「強い意志」の具体的な内容はこれから模索する。

 今回は、ルールの現状について触れた。

損益、利益、損失

 今まで、何となくで用いしてしまっていたし、勘違いもしていた。「損益」と「損失」が同一の意味であると思い込んでいた。「利益」と「損失」を合わせて「損益」。こんな単純なこと調べるまでもないかもしれない。しかし、以前の記事で明らかな誤用ではないが、誤用に近いかたちで用いていたことをここに明言する。

 過去の記事を訂正することはしない。なぜなら、間違えてしまっていたことが隠れてしまうからだ。間違えてもよい、ただ、二度目はないのである。

 今月は中旬ごろにまた新たなことをしたいと考えている。これは、株式投資についてだ。そして、『常自語』が誕生してからそろそろ一年が経過しようとしている。