第1講

「知」の獲得は「言葉」の獲得

第1講 S-9 前回の中盤で「ようやくまとめにはいる」としたが、まとめとして特筆することはない。結論は、『第1講 S-1』で論じた通り、「言葉とは人間のみに与えられたものである」だ。このように最初に、言葉の定義のついて明記した。ここまでの記述を読め…

「言葉とは何か」のまとめ直前

第1講 S-8 前回、新たに「見える化」という言葉を用いた。今回で「全ては既に在る」を完結させる。「全ては既に在る」は、現在、目に見えているものは「既に在る」として認知できる。一方で、現在、目に見えていないものは、見えていないだけであり「既に在…

余計難しくしていないか

第1講 S-7 前回、「全ては既に在る」について、多少ではあるが具体的に記した。一人の脳では発想が乏しく、例をそれほど挙げることが出来ないが、あと幾つか示して、理解の一助としたい。 理論。これは、特に数学や物理の世界で用いられるが、新しい理論は…

「全ては既に在る」のあらまし

第1講 S-6 「全ては既に在る」は、その字ずらの通り一切は在るのである。まず、過去をみることにしよう。宇宙はなかった、地球はなかった、生命はなかった、人間はなかった。加えて、概念はなかった、言葉はなかった、学問はなかった。つまり、全てにおいて…

人間が作ったものは存在しない

現状 ありがたいことに、「読者になる」が「2」となった しかし、このありがたいという感情も無条件に良いとは言えない それは「ぶれる」からである 思索、手法、内容、これらが「ぶれる」のはとても危うい これらがたとえ変化しても、一貫性は必要である …

神は見えないからこそ神である

第1講 S-4 多くの「人間」は、神は「人間」より上の存在であると認識している。前回の最後にこのように記した。神の存在は認識しつつも、その形を知ることができない。正確には、できているのかもしれないが、きっとそれでは神でない。神の形は、前回、明ら…

「人」の定義

第1講 S-3 前回の最後に『それぞれ「ヒト」の認識の蓋然性に依拠するしかない』と記した。「ヒト」が、これが「ヒト」であろうと考える存在の最大公約数、和集合が「ヒト」であり、「ヒト」の定義である。 さて、「人と人間の違い」を説明していた。繰り返…

早くも長考

単純ゆえの複雑 まさか、『常自語』を知るものが出現するとは 想定外ではないが予想外、なんとも矛盾している 「読者になる」に「1」が付されただけであるのに変化が大きい しかし、『常』であるため、何ら変わりなく書く なぜ600字なのか 意味の後付けはい…

諸課題

知られることがない まずもって、この記事を読む者がいるだろうか それ以前に、この記事を知る者がいるだろうか そう思ったのである 知られる方法がない、つまりは知られることがないということ 現実、初心者には厳しい 名前 これには『常自語』と名が付され…