単純ゆえの複雑
まさか、『常自語』を知るものが出現するとは
想定外ではないが予想外、なんとも矛盾している
「読者になる」に「1」が付されただけであるのに変化が大きい
しかし、『常』であるため、何ら変わりなく書く
なぜ600字なのか
意味の後付けはいくらでも可能だ
これを知りつつも、あえて記そうと思った
600字に設定した理由は、最初の記事に書いた通りであるため、二度は記さない
その他の理由として、2分足らずで一読できることを示しておく
一週間に1つの記事を書いているので、1か月分はものの10分弱で読了できるのだ
この読みやすさは、大きなメリットになるであろう
第1講 S-2
無論、前回の続きである
「人と人間の違い」、まずはこれを明らかにする。「人」は生物の中での「ヒト」であり、「人間」は「人間界」と呼ばれるところにいる「ヒト」の形をした生き物である。ここからまた掘り下げて話すことになるわけで、準備と題しているのに、当分その準備から脱し得ないことは確実だ。しかし、ここを明確にすると書いたため、これに時間をかけることは必要である。
「ヒト」とあえて括弧を付け、片仮名で記したのには意味がある。そもそも「ヒト」とは何かがはっきりしていないのだ。「人と人間の違い」などと取り上げたが、根本は同じ「ヒト」である。だが、この「ヒト」を定義することはとても困難だ。そのため、それぞれ「ヒト」の認識の蓋然性に依拠するしかない。