平行線は知らず知らず

第1講 D-4

 この一週間、大きな変化が起こらなかった。否、起こせなかったと言うべきだろう。「サイト」への初ログイン後、何をするでもなく日々は過ぎ去っていった。昨日、証券会社への入金を試みたのだが、少しばかり手間がかかってしまい、今日に持ち越すことにした。しかし、今日はなんと「サイト」のメンテナンスがあり、ログインすら行えない。このメンテナンスは、昨日の時点で分かっていた、知っていた。それなのに、このことに思い至らなかったのは、考え不足だと判断する他ない。つまりは、この一週間、大きな変化がなかった、ということである。

 

学問の認知

 多くの人が既知であろうが、学問には大きく3つの系統がある。「人文科学系」「社会科学系」「自然科学系」の3つだ。だが、これらに当てはまらない学問もあるため、実際には「その他」を含めた4つとするのが妥当である。今回は、細かな「言葉」の定義づけや学問系統の細分化などはしない。これをすると、「そもそも学問とは」という疑義が発せられるからだ。

 ここで言わんとしていることは、昨年度に取り組んだ「言葉とは何か」は「人文科学系」であり、今年度より取り組む「株式投資」は「社会科学系」である、ということだ。「株式投資」を学問とみなすかは、甚だ疑問であるが、ここでは社会科学の一部と考えておく。この学問系統で分かる転換は、一見何でもないようであるが、実は大きな変化なのだ。