諸諸に現状を見つめる

第2講 H-3

 今週も売買を一度もしなかった。なぜ、買うことができないのか。それは、売らないと買うためのお金が捻出できないからだ。では、なぜ売らないのか。それは、売るほどの利益が出ていないからだ。しかし、この表現には少しばかりの誤謬がある。つまり、以前に示した「一万円程度の利益を細々と頂戴する」に反する行いをしてるのだ。

 今月8日に買った「情報・通信 1,200円」の株価が、今週木曜日に1,300円を優に超した。しかし、売らなかった。理由は単純だ。まだ上昇すると考えたからである。

 ここまで一読すれば明らかなように、未だに自己の中で定まった事柄がないのだ。これを決めるには時期が早いとも、情報がかなり不足しているとも思う。ただ、意志という面を踏まえれば、現状は少々、危ういのかもしれない。

○記録(7月19日-22日、18日は海の日のため休場)

保有株式時価総額 489,150円

利益 ▼37,350円

○評価

 先週と比較すると多少、損益が小さくなった。この原因は、上述した1つの銘柄に依るだろう。むしろ、これ以外は大した変化はないし、1つの銘柄については損益が大きくなりつつある。この銘柄をどうするか。これが来週の課題になりそうだ。

前回に続いて、個人

 タイトルの通り、前回の『個人』の続きである。

 先週の内容を簡潔に示すと、天无〈てん〉の大学に対する本気度についてだ。これがどれほどかは、前回を参考してほしい。

 では、ここから何が言いたいのか。それは、大学を斬り捨てることはできないということだ。これは仮定の話だが、もし、大学のことを擲って、この株式投資に全振りしたらどうなるだろう。時間を掛けたからといって利益が大きくなるわけではない。しかし、時間を掛けただけ、向き合っただけ、知ることができる、得ることができる。

 大学を職業と捉えるのは難しいが、これが「専業」と「兼業」の違いなのだろう。専らその行いに勉める。得意、不得手は当然ある。しかし、時間はこれを解決させるきっかけになり得るのだ。

 ここまで、文章を連ねてきたが、つまりのところ、天无は専業ではない。そのため、時間を全振りすることはできないということを、明記しておく。

余談

 既に書いたが、今週の月曜日は海の日のため休場だった。株式投資を始めて、はじめてのことだ。月曜日の小さな楽しみがなかったのは。

 楽しみと書いたが、これが続けばよい。