内容を捉える二度三度

第4講 S-7

 進まない現状、変わらない日常、過ぎてゆく時間、減ってゆく元金。こうなると目的すら見えなくなることがある。しかし、現状は進まなくとも日常が変わらなくとも、確実に時間は過ぎているのだ。あまり悲観することはない。ただある現状を現状のままに受けとめ、ただある日常をそのままの日常として受け止めるだけである。

○記録(11月14日-18日)

保有株式時価総額 898,200円

損益 ▼63,300円

○評価

 重く圧し掛かる。これは損失に対してではない。現状と向かい合い、何か行動を起こすことができな自己に、まさしくその現状が圧し掛かるのである。つまり、何か行動をすれば、たとえそれが上手くいかずとも、思うようにならなくとも、行動したことを評価するだろう。分かっているのにできないのは、つまりそういうことなのだ。

 だが、やはり悲観しているわけではない。現状、生きているのだ。生きているならば何かすることは可能である。

 正直なところ、今回はこれ以上何か書くことはない気がする。否、書くことは有り余るほどにあるのかもしれない。しかし、どこから始めればよいのかが定かでないのだ。これはちょうど、何か話してほしい、と言われたときに似ている。何か、が広範囲すぎるために、話したいことはあるのに、話題やテーマを決めかねてしまう。そのような感覚だ。

 今回は、現状の報告というだけで終わってしまうが、おそらくこれで充分である。