ある具体的な行動基準

第5講 C-3

 なぜ損失が続出するのか。反省すべきことは多くある。ただ一方で、なにを反省すべきか、この標を持っていないため探り探りの状況である。何かの情報を参考にするか、売買の振り返りをもっと細かく行うか。おそらく感情ではない、感覚ではない、もっと実際的な課題があるのだ。感覚や感情は、実際的なことを把握したうえで加味される事柄であろう。具体的な反省は後述する。

○記録(1月16日-20日

16日 ▼4,000円 (買1、売1)

17日 ▼10,000円 (買0、売1)

18日 ▼2,000円 (買2、売4)

19日 △8,000円 (買5、売5)

20日 ▼22,000円 (買4、売4)

週間結果 ▼30,000円   今月の合計 ▼52,000円

保有株式 銘柄数0

○評価

 このようにして見ると圧倒的に損失が大きいことが分かる。一日の中で数回売買をしてるため、個々を見れば利益もあるだろうが、一日の合計がこれほどまでに損失であると、何をしているのかを疑問を呈する、あるいは嘲弄もいいところだ。場合によっては危険を被ってもよいくらいである。もしかするともう被っていてそれに気付かないだけなのかもしれない。

 さて、17日は決算またぎによる損失である。損失ではあったものの、これは致し方ない、想定していたことであるため、今回は決算またぎについては議論しない。ただし、決算またぎでの損切や20日の二度にわたる、否、三度にわたる損切後の株価上昇は、猛省すべき点である。猛省すべきなのだが、何をどう猛省すべきなのか、これが分からない以上は先に進めないであろう。

 おそらく、損切よりも買うタイミングにあると考える。買うのが遅いのだ。たしかに、ある程度の上昇を見てから買いたい気持ちは分かる。しかし、ある程度の上昇は利益として最も大きな局面だ。損切は基準がある。ならば、損切の基準にならないように買うべきといえる。現状の改善点として、一つ以上の案を提示した。

 来週どうなるのかは分からないが、経験値を高めるためにも、多く触れる機会を設ける。また、目をそらさない。これは株価ではなく、悪い状態からである。向き合え。