新年度とこれらの指針

特講 C-13

 そう容易く物事は進まない。前回の内容について、未だに悩んでいる。つまり、新たなことを記事にするか、或いは、日々の徒然を書くか。いずれにせよ今までのスタイルは、影をひそめることになる。しかし、完全になくなるわけではない。ここに現れるすべての「言葉」には、今まで議論されてきた内容が、見えないながらも活きている。そのことを一つ、明言しておこう。

 さて、二択に対する回答を出さなければならない。どうしたものか。決めるのに必要な最大の要素は、「これが何のためにあるのか」を考えることにある。これとは、この記事、『常自語』のことだ。以前、書いたであろうか。この『常自語』が、界隈に広がる「隙自語」をもじった「言葉」であることは、想像に難くない。となれば、その意味も言わずもがなであろう。これら事実から考えるに、記事の一切が自分語りである故、何を書こうと『常自語』から逸れることはないといえる。

 ではこの二択、いかがすべきか。決めた。前者の「新たなことを記事にする」。それはなぜか。これから事を同じくしようとしている者の参考物として記録するためだ。また、自己に対する記録でもある。

 ここまで、全くの本題、つまり、その「新たなこと」について触れていない。一文目にある「そう容易く物事は進まない」に通ずるが、今のところ言うに値するまでそれができていないからである。

 今回は、前回の結論に終始した。