あるかなきかの通過点

第1講 D-2

 またも一週間が経過したが、またも進展はほとんどない。前回、明記した通りのことをした。つまり、今月7日に届いた郵便物を精読し、書類に必要事項を記入して、その書類を封筒に入れてポストに投函した。

 時間軸を持たせるために、ここに記しておこう。郵便物の精読と書類への記入をしたのが今月10日、ポストへの投函は翌日の11日である。ポストに投函した日から、6日経ったが、通知や郵便物はない。やはり、時間がかかるのだろう。

 ここでもう少し、10日のことについて触れておく。書類への記入は、特段難しいことはなかった。氏名と住所、所属がメインの内容であり、他はアンケート的な内容になっていた。ひとつ迷ったところは4択だろうか。しかし、この4択の詳細を明らかにしてしまうと、今なにをしているのかが知れてしまうため、今回は伏せておく。書類への記入を連呼しているが、もうひとつやるべきことがあった。それは、身分証の印刷だ。身分証になり得るものはいくつかある。その内の2つをプリントアウトし、書類と併せて封筒に入れた。

 今回もかなり抽象的な文言が並んでいて、読む必要があるのか甚だ疑問だ。とはいえ、読む人間が一人いるか否かの状況であるため、気にすることもないだろう。未だ何をしているのか明かさないのは、明かす段階にないからである。もう少し事が進んだ時に、これについては、はっきりと示すことにする。