これらを必然にすべく

第5講 C-10

 日計に特化した。結果としては上手くいった。では、なぜ上手くいったのか。これを必然にするためにはどうすれば良いのか。「○評価」ではこの辺りを詳しく考えたい。

○記録(3月6日-10日)

6日 △22,000円 (買1、売1)

7日 △30,000円 (買3、売2)

8日 △33,600円 (買3、売4)

9日 △26,900円 (買5、売5)

10日 △43,900円 (買4、売4)

週間結果 △156,400円   3月の合計 △166,500円

保有株式 銘柄数0

○評価

 まずは、今までにない利益を得た週間であることを評価する。そのうえで、この結果になった要因を探り、上述したようにこれを必然にするための考察をしよう。

 要因は幾つがあると思うが、その中でとりわけ重要だと感じることを書く。一つ目に入りの早さである。先週、日計のようなことをしたと記したが、このとき分かった。それは、気付いたときにはもう終わっているということだ。つまり、上昇すると思った銘柄は、その思ったタイミングで入らなければ、もう入れないのである。二つ目は、損切の早さである。資金は限られている。下落してるまま保有していては、その下落幅以上の損を抱えているのだ。ならば、早々に売ってしまい他の銘柄に当てた方が賢明だ。また、買う時が勢いだった分、損切も勢いで行わなければ遅れを取るだろう。

 この損切についてもう少し詳しく書く。今までと比較して、格段に損失額が下がった。1万円を切る損がほとんどである。また、9日にあった1万円と2万円の損失は、6日から8日の3日間の利益を考慮して、これならば3万円までなら問題ないと余裕を持てた故である。つまり、許容範囲内に抑えたといえる。

 三つ目は、一日の利益の上限と持ち越しはしないことを決めていたことである。これによって、ストップ高になれば(こうなることは特殊だが)すぐさま売ることができる。なぜなら、持ち越せないからだ。ストップ高になったとて剥がれることもある。しかし、持ち越せないならば売って利益を得る一択なので迷う必要がない。一日の利益の上限も似たようなものだ。「まだいける」「まだ上昇する」と思ってしまうのはしばしばあるが、上限を決めることで売る決断が確実に早くなる。

 以上、今週のよい結果について考察した。だが、これを必然にするまでの議論にはなっていない。これについてはいずれ書く。