少しずつ基準を設ける

第2講 D-9

 『常自語』をはじめて今月で10か月目となった。読者はいまだ「2人」という寂しさであり、実際の読者はいないのではとも思う。しかし、今まで通りの形式を続けるのには、そろそろ飽きてくるだろう。そのため、2つの変化を加える。

 形式の変化、その1つは分量だ。知る者はいないだろうが、実はこれまで記事1本の字数を600字以内にしていた。これは、読みやすさと自己の文書作成の拙さを考慮した上での判断だ。だが、伝えるべき事柄が増えつつあるなか、600字では不足すると感じたのである。そのため、今回から字数の制限を1000字までにする。

 もう1つは、自己のことについて少しばかり記す。昨年度は「言葉」の議論をしていて、今年度から「株式投資」に転換した。つまり、自己に関することはほとんど書いてこなかったのである。そのため、「株式投資」に繋がりそうな内容に絞って、自己のことを記す。

 さて、本題に入るが、まずは記録を付ける。

○記録(5月30日-6月3日)

31日 サービス業 1482円 100株 買 (148,200円)

          目的:キャピタルゲイン

          理由:上がり調子であると予想

             予想の明確な価格はない

3日 その他金融業 2095円 100株 売 (209,500円)△10,500円

           目的:キャピタルゲイン、利益確定

           理由:前回の予想上限に近づいた

3日 情報・通信 1895円 100株 買 (189,500円)

           目的:キャピタルゲイン

           理由:ゴールデンクロス発生後

 

 ここで思うのは、これだけでは具体的な判断と心理状況が分からないことである。そのため、「○評価」として別項目を立てることにする。

○評価

 その他金融業の売について、売るタイミングが難しい。また、細かい売買をした方が結果的に大きな利益となると考える。今回は、結果的に利益として売れたが、これが毎回続けられるとは思わない。

 サービス業の買について、現時点は損益である。理由で挙げた「予想の明確な株価はない」というのが原因かもしれない。何かしらの根拠が必要である。加えて、「上がり調子であると予想」との表現を前回と今回でしているが、これはゴールデンクロスが発生すると予想した、と言い換えてよい。

 まとめとして、売買に関して1つずつ指南する。買いはゴールデンクロスを見る。売りは5,000円以上の利益とする。つまり、割合でなく価格で見ることにする。